
皆さんはハンバーガーはお好きですか?
もう僕も学生時代は看護師なって、夜勤終わりなんてすぐにマクドにいっていました。
あ、ちなみに僕は関西の人間なので”マクド”です。
”マック”ではありません笑。
美味しいものも食べすぎると体に悪影響もでることは周知ですよね。
やっぱり、美味しいものが手軽に食べれるこの時代。
生活習慣病は大きな問題になっているかと思います。
そんな中でも”高血圧(HT)”
血管に負担がかかるので、脳や心臓などすべての臓器に関与してきます。
今日はそんな高血圧に対する頻出の薬剤について書いていきます。
二カルジピン
二カルジピンとは?
一般名
- 二カルジピン塩酸塩
商品名
- ペルジピン®︎2mg/2ml,10mg/10ml,25mg/ml
- 二カルジピン塩酸塩注射液2mg/2ml,10mg/10ml,25mg/ml

二カルジピンには色々なカクテルの種類が存在します。
概ね持続投与で開始するので、10mlカクテルを5Aもしくは、25mlカクテルを2A吸って持続投与を開始していました。
以前の病院が25mlカクテル採用でしたが、今の病院は10mlカクテルなので、病院によって色々違うんだなと思ったのを覚えています。
効果・効能
それでは、大事な効果について書いていきましょう!
二カルジピンは降圧剤の中でも、Ca拮抗薬に分類されます。
Ca拮抗薬とは何なのでしょうか?
Ca拮抗薬とは、その効果によりCaチャネルを阻害することで、Caイオンの細胞内流入を抑制し、血管平滑筋を弛緩させ、血管を拡張させることにより、降圧効果を発揮します。
二カルジピンの良いところは、脂質代謝、糖代謝、電解質代謝に悪影響を与えない為、脂質異常症や糖尿病患者にも使用できるところです。
大体の血圧上昇に対しての第一選択薬となるので、覚えておいてください。
その他の特徴としては、主に動脈系を拡張させる効果があります。
僕も関東の病院へ転職してから、学びましたが、くも膜下出血(SAH)の患者に対して、スパズム(脳血管攣縮)予防に、投与することもあります。
これは僕も知らなかったです。
他に看護師が一番気をつけたほうがいいのは、静脈炎です。
二カルジピンの原液での投与は中枢ラインからの投与に限られます。
抹消のラインから投与すると、すぐに静脈炎を起こしてしまいます。静脈から投与する場合は生食10ml/hを投与している側管のルートから投与をはじめます。
ですので、投与している場合は、患者さんのIVライン刺入部の発赤と刺入部痛に注意してください。
簡単ではありますが、二カルジピンの説明でした。
頻出する薬剤ですので、覚えておいてください。
投与する際は医師の指示にしたがって、投与してください。
読んでいただきありがとうございました。
ご自愛ください。