ようこそ!Nurse Magazineへ。
こんにちは、ナスマガのYUKIです。
やっとワクチンが職域接種開始となり、徐々に医療職者以外の成人にも接種の機会が出てきましたね。
そんな状態で何人かの地元の友達は私に「接種したほうがいいかな?副作用はどうなん?」と聞いてくれるようになりました。実際、関東にてCOVID-19の最前線で働いてきた自分から言えば、接種すべきじゃないかなと伝えました。
では、そのエビデンスは?と思うと思いますが。
リスクベネフィットを考えてみましょう。
メリット・デメリットについての問題です。
今COVID-19に感染し重症化するリスク VS 予想できない未来の副作用リスク
これの天秤になるかと思います。
正直、未来の副作用はわかりませんし、治験を経て、副作用の情報は少なからず発表されています。今日本で承認されているワクチンについて考えていきましょう。
※以下はファイザー社・モデルナ社・厚生労働省より参照しています。
直近の副作用に関しては、100万人に一桁台と数人のアナフィラキシーショックが確認されているそうです。しかし、そんな数%にしか満たない副作用を恐れて打つのを拒むのでしょうか?さらに、医療機関も対応の環境整備は整えています。ワクチン接種の際は医師が待機し万が一のショックに備えています。また、医療者が接種会場に配置されているということは、初期対応は可能だと考えます。
私も元ICU看護師ですので、BLS(一次救命処置)及びACLS(二次救命処置)を心得ています。
ですので、未来の予期せぬ副作用は別として、初期のショックの体制は可能な限り対応している上京です。
次にワクチンの効果について、私は薬剤師・医師と専門家ではないのでmRNAワクチンの説明については割愛します。企業の報告によると両社ともに有効性は90%以上を示しているそうです。ファイザー社はワクチンと生食とのミキシングが必要とのことですが、モデルナ社はそのままバイアルの原液を分注して使用できるそうです。これなら、少なからず、ヒューマンエラーは予防できそうですね。
また、2回の接種は推奨されており、接種間隔はファイザーで3週間、モデルナで4週間。今打てば、7月末には2回目が終わる計算ですね。
このようなことから、私は未来の副作用の懸念より、今感染して重症化するリスクをとり接種すべきではないかと思っています。
※あくまで私自身の意見です。決定は自己責任、自身でも調べてみてください。
以上、最近思っていることでした。
さて、本題へ…
ICU看護師のオススメ参考書一覧
ICU3年目ナースのノート
まずは一番のおすすめを紹介!!
文句なしの1位です。最初、入社式で第一希望のICUへ配属された時

夜勤疲れたー。今日緊急2件に、急変もあってさ…、仮眠削られちゃったよ。
と思いましたが、初めてICUへ出勤した時に、当時の先輩がこの本を紹介してくれ、同期全員で購入したのを覚えています。
まず、ICUへ配属し働かないと知らないような、Aラインの情報や広い分野の診療科ごとの疾患を網羅しているのがポイントです。
そして、私が新人の時はこの本の改定前のものを購入しましたが、最近では”抗菌薬”や”持続透析”などのICUで使用頻度の高い内容も追加され、また前ページカラー印刷になりました。
これは本当にありがたいです。
CHDFなどの透析関係はICUで看護する独特の分野になるので、透析科に配属される以外にはなかなかお目にかかれない分野かと思います。
これは文句なしのおすすめなので、ICUに関わらず、急性期領域の看護師さんは是非手に取ってください。
ICUナースポケットブック
ポケットに収まる大きさのICUの参考書になります。
わからない内容を目次で検索し、メモの部分もあるので、先輩から教えてもらった内容や自分の病院独特の内容など書き込みながら使用しました。
前回の記事でICU看護師の持ち物は紹介しましたが、+αでICU看護師はこれをポケットに入れておけばまず、準備万端といったところでしょうか。
去年転職した、関東の救急センターの新人もみんなポケットに入れていたのを覚えています。
これならわかるICU看護
最初に購入してもいい参考書籍ですが、受け持ちを開始し始めた時にこれはどんな状態何だろう?などの疑問を解消させてくれる一冊かなと思います。
3年目ノートは疾患ベースな印象ですが、こちらは”ショック状態とは?”・”循環モニタリングとは?”などの観察項目ベースや状態の基礎の部分の補充をしてくれます。自分が好きな項目は”人工呼吸器離脱””輸血・輸液管理”ですね。実際の現場でよく考えないといけないことが書かれていて。先輩のなんで?根拠は?の問にすぐさま回答をくれる一冊です。
これも買ってよかったですね。
基礎だけかと思いきや”ECMO”・”IABP”・”PCPS”などの補助循環もしれっと書かれているところが、大好きな一面。意識高い系ICU看護師の僕は大いに喜びましたね。
一部目次紹介
- ショックの理解
- 呼吸モニタリング
- 酸素投与
- 人工呼吸器離脱
- 循環モニタリング
- 補助循環
- ペーシング
- 輸液管理
- 栄養管理
- 感染管理…etc
SCU・NCU看護マニュアル
これは脳神経外科に特化した参考書籍です。
題名通りSCUや脳外科看護師さん向けの本ですが、私のICUではSCUも担っていて、「くも膜下出血(SAH)」・「脳梗塞」・「脳出血」などの患者さんも入室しました。なにより、2年目から脳外科の新人への勉強会を企画しなさいと、先輩より役割を頂いたのでその際に購入しました。
確かに3年目ノートにも脳外科の内容は記載されていますが、こちらはもっと深堀りして内容が記載されているので、エビデンスがさらにわかり易い内容になっています(カラーではないですが笑)。
一部目次紹介
- 脳梗塞
- 脳出血
- くも膜下出血
- クリッピング術
- バイパス術
- 頸動脈内膜剥離術(CEA)
- 内減圧、外減圧…etc
いかがでしたか?悩んでいる内容を解消してくれる本はありましたか?
最近ではネットで検索すればすぐに出てくる時代ですが、やはりネットではそこまで深く書かれていないこともありますし、中には誤った情報や更新されていない内容も含まれています。
しっかり参考文献や有資格者が記載した情報を手に取ることが大事かなと思うので、参考にしてみてください。実際、僕はこれでICUで看護していました。
すでに、持っていた本はすべて裁断しPDF化して、iPadへ情報を集積させていて、まだまだ紹介したい本がありますが本日は4冊紹介しました。
