こんにちは。”ナスマガ”のYUKIです。
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BISモニター
これならわかるICU看護
新人看護師レスキュー隊
BISモニターとは、前頭葉(大脳皮質の活動電位)から導出される脳波を元にして算出される3〜4つのデータと脳波データから鎮静度(BIS)の値を算出するもののこと。
※さ、情報収集している新人看護師の皆様!また時間のある時に記事に目を通してください!勤務頑張って!それ以外の方は是非お読みください。
BISモニターとは?
繰り返しになりますが、前頭葉(大脳皮質の活動電位)から導出される脳波を元にして算出される3〜4つのデータと脳波データから鎮静度(BIS)の値を算出するものです。
主に手術室での麻酔の鎮静深度を管理することに使用します。

手術室?じゃあなんでYUKIさんは知っているの?

それは、ICUでもしばしば使うことがあるからやで。
ICUでは一体どのような時に使用するのでしょうか?
例えば、深鎮静で管理したい時です。低体温療法中などですね。肉眼的には眠っているように見えても覚醒している状況があるので、その時に覚醒度を把握したいので使うことがあります。
モニターキットはこのような物になります。
ここから、伸びているコードにシールが貼ってあるので、患者さんの額に貼り、数値を表示していきます。
モニタリングできる種類

BIS(覚醒度):数値によって覚醒深度を表示
- 100:覚醒
- 80~90:覚醒する可能性あり
- 70~80:強い刺激に反応
- 60~70:浅い鎮静、健忘
- 40~60:中等度麻酔、意識なし
- 40未満:深い麻酔状態
- 0:平坦脳波
SQI(入力信号クオリティインデックス)
過去 60 秒間における良好な信号の割合
過去 60 秒間における良好な信号の割合
70~110Hz の周波数帯域バワーを 30~80dB の範囲で表示したもの
EMG が 50dB 以上の場合には、 BIS 値の信頼性が低下する
SR(サプレッション率)
過去 60 秒問に測定された脳波のうち、平坦脳波の割合(%)
EEG(脳波)
リアルタイムな脳波の波形
上記のような、数字のモニタリングが可能になります。
補足として、参考文献にも書いてあることなのですが、このモニタリングの数値だけを頼りに判断しないことに注意してください。RASSの鎮静スケールも用いて評価し、複合的に判断していってください。
今日も簡単にでしたが、自分の勉強に記事でした。
明日の看護に少しでも生かせれたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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